ポーランド一人旅①
効率が悪く非生産的でお金がかかったとしても、要領の悪い奴には「それ」しか手段がない。
バックパッカーは無理。かといって金持ち旅行も無理。でも海外に行きたい。楽して。
目的はあくまで「目当ての場所へ行き、目当ての建造物なり街並みを見ること」であり、節約旅でも豪華旅行でもない。
旅ってのは行ってみれば何とかなるということを伝えるための備忘録です。 旅に慣れている人が読んでも間違いなくつまらない(笑)。
(行ってみればなんとかなるってバックパッカーぽいけど、全くそうではなくて、そんな度胸や勇気がない人でも、いわゆる凡人でも旅はできるということ。俺に旅なんかできないと思っていたが、今回で6カ国目になる)
ポーランド一人旅
旅行期間
10月26日(木)~31日(火)
旅程
10月26日
成田10:30~アムステルダム15:10(オランダ航空)
アムステルダム20:20~ワルシャワ22:10(オランダ航空)
10月28日
10月30日
クラクフ06:00~アムステルダム07:55(オランダ航空)
アムステルダム14:30~成田09:45(オランダ航空)
1PLN=30円くらい
チケット・ホテル代 18万円くらい
気が付けば2017年も10月。5日間支給された夏休みをいまだに消化できていない。仕事は忙しい。でも海外に行きたい。一緒に行く人はいない。というか、独りがいい。ある程度、旅行中の自由が担保されていたい。集団行動なんてイヤ。オプショナルツアーとか勘弁。
そんな時は旅行代理店のパッケージプランを使うべし。今回は特に時間がなかったが、10月に入ってから弾丸で手配し、弾丸で行ってきた。
もちろん、英語は全く話せない。
YES、NO、Could you mind?(写真撮ってくださいと頼むときに言えばいいとネットにあった) くらいは覚えている。これで十分。
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そんなわけがない。
強がっているが、ただ英語が話せないだけである。
利用した旅行代理店は「旅工房」。一人旅向けのパッケージプランが多い。航空券+ホテルは手配してくれ、旅行中は基本的に自由行動。ちょびっと貯金はあるが時間がなかったり、自分ですべての手配を行う自信のない人にはぴったりだ。
まずは成田空港。普段旅行をしないワイは空港に来るだけでドキドキ。
ぬるい一人旅で大事なこと。それは
事前にレンタルWi-Fiを借りておくこと
現代人はみな、google mapで目的地に向かう。紙の地図なんかあっても読めない。それが日本であっても、だ。海外なんか行った日には、google mapないと死亡確定である。道に迷うに決まっている。別に危険なイベントを望んでいるわけではない。ただ旅をしたいだけだ。幸い、今はレンタルwi-fiという超絶便利なものがある。海外に行っても、その国でレンタルwi-fiを起動すれば、日本と変わらずネットが使えるようになるのだ。糞便利なので、ぜひ活用してほしい。ポーランドのようなあまりなじみのない国でも、バリバリwi-fiは繋がった。この旅程期間で1万いかないくらいの出費だったろうか。
レンタルwi-fiは空港に各社揃っている。事前に予約しておき、当日荷物検査前に受け取った方がいいだろう。
今回はオランダ航空ということで、公式HPを見ると30時間前より事前チェックインができるという。さっそくしこしこサイトを覗いてみると、確かにできる。
座席指定をできるだけ早くしておくべきだ。
ちなみにワイは映画館で隣の席に人がいるのが極端に嫌いだ。体を動かしたり、足を延ばしたりしたいから、隣の人にとって俺の動きは邪魔以外の何物でもなく、迷惑をかけるはめになる。「迷惑をかけているんじゃないか」と映画に集中できなくなる。飛行機の座席も同じ。10時間以上も隣の席に人がいたら発狂したくなる。ましてや中側の席だと悲惨だ。トイレに行く際に毎回断りを入れなければならない。外すら見れない。
座席については
・どんな手を使っても必ず通路側を確保する
・できればトイレ近くの席にする。トイレ付近はスペースがあるから体操ができる。
・できれば隣に人がいない席を選びたい。何度も公式HPにログインし、席の動向を見守り、人が座らなそうな席を選ぶ。
さて、「人が座らなそうな席」とは漠然としているが、実際にある。やはり後方の席は空き気味だ。なぜだか知らんが、みんな前の方に座って早く飛行機から出たいらしい。まあ乗り継ぎの時間とかあるのだろうが…。三列あるとして、進んで真ん中席に座る人はいない。
ということで、狙いどころとしては、後方座席。窓側が埋まっていて真ん中と通路側が空いているパターンの通路側を確保する。すると当然真ん中の席は空くわけだが、よほど混雑しない限り、ここに座ってくる奴はいない。
お前、何当たり前のこと能書きたれてんだこらと思うだろうが、その通り、ワイは馬鹿だ。
しかし、今回奇跡的に、搭乗率90%以上であることは明らかな混雑ぶりの中、ワイの隣に人はいなかった。奇跡である。11時間以上のフライトで、隣に人がいない。実際に、エコノミークラスでも天国のような乗り心地だったことは言うまでもない。
驚いたのは、事前チェックインをしていたため、成田空港では有人カウンターではなく無人の荷物預入カウンターを使うことになった。初めて使うから緊張した。キャリーバッグを重量計の上に載せ、パスポートをかざし、ラベルが出てくるから自分でキャリーバッグに巻いて終了。うーん、凄い。その後は手荷物検査場へ。バッグ、機械類やジャケットをトレーに放り込んで通過。あとは待つのみ。
飛行機乗る前にはやっぱりご飯をね。
そして搭乗。あ…新しい…。オランダ航空の機体、凄い良かった。古い機体の場合もあるようだが、当たりか。映画三昧!!!!いやっふううううううううううう。行き4本、帰り2本鑑賞。日本未公開作品も。最高。
このためだけでも休日を取ったかいがあったというものだ。
日本語吹き替え版しかなく最初はがっかりしたが、料理が運ばれてきたりなんなりで画面から少し視線を外すことがあるから、耳だけで理解できる吹き替えっていうのは理にかなっている。
鑑賞録
チアダン 60点
ローグワン(二回目)90点
ベイウォッチ 75点
ドリーム 80点
ギフテッド 70点
あと一本なんだっけね…。
まずおやつの配給。さっそくビール。
どれだけデジタル化が進んでも、『地球の歩き方』は必ず持参します。絶対合った方がいいです。書籍は一覧性が高く、またあてもなくペラペラ眺めていると新しい発見があったりします。ポーランドについて調べる時間が事前になかったので、機内で予習。
1時間~2時間くらいで一度目の飯。
白ワイン、赤ワイン、到着2時間前くらいかな?二度目の飯!!
酒に強くないのに飲みまくりの旅である。
重ねてになるが、隣の席に人がいなかったのが最高に楽でだった。
席選びは本当に大事。
シェンゲン協定とやらで、協定内の国から国へと移動する場合、経由地で入国審査を行う。どうなるのか心配だったが、とにかく進行方向通りに進めばOK。
入国審査で、「目的は?」的なことを聞かれた気もするが、「サ、サイトシーング」「○×◇×」「サイトシーンぐ!!」「ポーランドはどこへ行くんだ?」「え?」「どこにいくの?」「アウシュヴィッツ…」「oh、アウシュヴィッツ、OK」
と、なんか話しかけられたが、そこは流石日本のパスポート。向こうも笑顔で問題なく通過。
さて、スキポール空港はかなり大きな空港。世界の空港ランキングトップ10に入ってくるだけあって、とにかく広い…。
はずだった。
空港内にはアムステルダム国立美術館の分館があったり、超珍しい空港内のカジノがある
はずだった。
ない。。。どこを探してもない。
まあいい。まずは腹ごしらえだ。
サラダも寿司もうめえ!!!!
腹ごしらえをして、また探すが、どうやら今ワイがいるのはシェンゲン条約内のフロアらしく(そのままヨーロッパ各地に飛び立つ入口がある)、美術館やカジノがあるフロアに行くには、一度出国?パスポートコントロール???しなければならないようだ。無難に旅したいのに、そんなところに行きたくない…。今回、トランジットとやらで5時間も時間があるのだが、スキポール空港の一部分であるシェンゲン条約内のフロアにいるだけでもあっという間だった。
人によっては
「お前、乗り継ぎに5時間かよwwwwwwwwwww
チケット取る下手奴~~~~」
「5時間もあるなら俺は出国してオランダ観光するねwwwwwwwwwww」
と言ってくる奴もいるだろうが、俺はとにかく何事もなくポーランドに行きたいだけだ。
いや、本当に5時間はあっという間だった。初スキポール空港というのが大きい。二度目だとこうはいかないだろう。
さて。それではアムステルダムからいよいよワルシャワに。 2時間くらいのフライト。
BAGGEGEに進めばなんとかなる!
スルーバゲージで、日本からポーランドまでしっかり荷物届いていたよ!!良かった!
EXITから出る。
さあ、夜も10時を回っている。夜も遅いしワルシャ中心部までタクシーで行こうと思っていたけど(市内まで15分~45分。40ズウォティ~)、ここは冒険心とはとても言えないレベルの思い付きにより、電車で向かうことにした。都市高速鉄道SKM。空港出口を出て右にずっとまっすぐ進むと着く。切符はキヨスク的なところで買えるらしいので、立ち寄る。
一回券が欲しかったのだが、言い方もわからず「1 チケット」と言ったら上手い具合に買えた。いや、地球の歩き方の会話集を見て、ポーランド語で話しかけたのか。覚えていない。
ずーっとまっすぐ、電車のマークの方に進む。
誰もいなくて怖いけど進む・・・。
駅まで着いたー。
路線はS2とS3の二つがある。ワルシャワ中央駅行はS3ということだが、列車がなく、S2が止まっていたのでそちらに乗車。S2でも市内中心部まで移動できる。S2の場合、ワルシャワ中央駅ではなく、その近くのワルシャワ・シルドミエシテェ駅まで行く。
乗り過ごさないように、何番目の駅で降りるべきか、調べておくべき。
自分で改札するシステム。改札は列車内にあり、ここに切符を通すと刻印される仕組み。写真の黄色い機械。大丈夫、楽勝や(震えてる)。
切符には時間による制限があるみたいだね。
着いたー。人少なくてこえええええええええええ。
階段を上がると…
街だ!!首都だ!!!
徒歩10分。本日から二泊するホテルは「HOTEL METROPOL」。
駅からなかなか近いし、部屋は綺麗だし、フロントでは無言で部屋に通してくれるし、楽ちんで素敵なホテルだった。
十分すぎるぜ!!
明日に備えて寝る!!
旅行記は②へ!!